バッテリーは高価故に慎重な判断が必要
今から10年前までは「載せ替えバッテリーはすべて純正の鉛バッテリー」というのが常識でした、と言うか、それ以外に選択肢は存在していませんでした。
ただ、10年前から「バッテリー再生」という技術はありましたが、今ほど化学的に解明されていた訳でもなく、また適合性判断が未熟であったため、普及することはありませんでした。
しかし、その後の技術革新により「バッテリー再生の適合性」という概念が確立され「余命判断」も可能となっています。
そのため、今では超大手の上場企業でも採用されるようになって来ています。
さらに、バッテリー診断技術も向上し、現在ではバッテリー交換の一つの選択肢として確立した感があります。
そして、ついに一昨年より「リン酸鉄リチウムイオンバッテリー」を扱う会社が現れ、フォークリフト業界に衝撃が走りました。
バッテリー再生は、新品鉛バッテリーの6〜8割程度の寿命ですが、リン酸鉄リチウムイオンバッテリーは新品の3倍の寿命があるため、フォークリフト業界の存続に関わる大問題です。
とは言いつつ、中国ではすでにバッテリーの大転換が起こっていることを考えれば、かなり早い時期に同じ状態になるのではないかと予想しています。
[] バッテリー載せ替えチャート